参加者の声（8月のフォーラムの感想から抜粋）
統一フォーラムに招待いただきありがとうございます。
私は日本人であるため韓国と北朝鮮の関係性に関してあまり考えたことはなかったです。
ただの一外国の諸問題との認識でした。しかし、今回のフォーラムに参加することで私自身が韓国と北朝鮮の関係を直接考える機会をいただきました。今まで私はこの問題を解決するのはものすごく難しいものだと思いました。歴史の認識、価値観や政治体制などが大きく異なりすぎているからです。実際に、戦争博物館に行ってその考えは一層深まりました。それほど「根」が深いものだと思いました。
しかし二日目の話し合いでは二国の関係性を改善させるためのヒントが出たのではないかと思います。外国の立場に立って二国の統一のメリット・デメリットを考えるものでした。私達のチームは日本の立場に立って話し合いをしました。日本・韓国・中国・モンゴルの4ヶ国で話し合いがおこなわれました。はっきり言って、私を含め英語が上手ではないメンバーでした。それでも英語が下手なりに答えを導きだそうと話し合いをする姿勢に私は感動しました。この二日目のディスカッションで4ヶ国は互いに一歩近づけたのではないかと思います。韓国や北朝鮮もまた政治的な利害関係を抜きにして話し合いができれば分かり合えるはずです。
このフォーラムは私だけでなく韓国・中国・モンゴルの学生もまた大きく成長できたのではないかと思います。私はこのフォーラムに参加することによって通常では経験することができないことが経験でき非常に良かったと思います。
(上智大学 ヨウ)
8月に韓国で行われた、平和学生フォーラムの感想から、いくつかを抜粋します＾＾
参加するまでどのようなものになるのか全然イメージできませんでした。しかし、韓国に行けるのと、 平和をテーマにアジアの学生と会えることがとても楽しみだったので、参加したいと思ったし、実際に参加できて嬉しかったです。
私は母が韓国人です。父も韓国に留学していたので両親とも韓国語を話します。そして私自身も韓国で生まれました。しかし、私はあまり韓国語を話せません。両親は私が日本で虐められないようにと、韓国語を教えないようにしていたそうです。私はともかく母は日本で色々苦労したと思います。それについて考えるといつも悲しくなります。日本での韓国に対するイメージが悪かったのが悲しかったです。国が違うだけでなぜ同じ人間が、同じ黄色人種が... どうにかしたかったですけど、どうしたらいいのかわかりませんでした。まだ、私は何をすれば良いのか明確な答えは出ていません。 しかし、私は父が日本人、母が韓国人、日韓の間に生まれたハーフです。日韓の問題に対して、私にしかでいきないこと、私に願われてること、私の使命があると思います。南北統一に日韓関係が重要なのは言うまでもありません。なので私がまず考えるべき問題は日韓関係です。日韓関係のために投入することが私に対しての願いの一つだと感じます。それはもう、他人から言われてしなければいけないという義務感では無く、私自身が強く願うことです。私の願いです。
今回のフォーラムでのディスカッションは状況やテーマが細かく設定されていて言いたいことを自由に言えなかったのは歯痒かったです。ディスカッションの前夜、色々な思いが溢れて来て寝れなかったです。
私は南北統一について考えるだけで涙が出そうになります。日本だけでなく韓国には北朝鮮に拉致されて北と南に引き裂かれた多くの家族がいることを知っています。一日でも早く家族に会いたいと願いながらも、会えずに死んでいく多くの人たちがいます。こんなことがあっていいのでしょうか。しかも同じ民族同士で。北朝鮮はめちゃくちゃな国ですが、そこには多くの貧しく恵まれない人たちがいます。考えるだけでも胸が張り裂けそうになります。世界の中で北と南を考えただけでも多くの悲しみを見せつけられます。北に支援したら損だと考える多くの人たちがいることを知っています。しかし、この様な状況を知っていればそんなことは言えません。多くの兄弟が苦しんでいるんです。Benefitがあるかなんて問題ではありません。Benefitが無かったとしても南北統一は必要だと思います。南北が分かれていることによって多くの苦しんでる人たちがいるということを知っているので、
私は日韓問題に対しての日韓ハーフとしての責任を強く感じるし、南北統一が私の強い願いとなったのです。
今回、韓国語が十分でなく、英語が出来ない故に学生とあまり話しをすることは出来ませんでしたが、私自身の南北統一に対しての意識が高くなったし、他国の学生と交流できたことで、とても刺激になりました。
もっと頑張らなければと、思いました。また、せっかくアジアの学生で集まったので、ディスカッション、観光だけでなく音楽や、エンターテイメントによる授け受け出来る交流ができても良かったのではないかと感じました。今回は韓国のメンバーにガイドなど、与えられる一方だったので、申し訳ないというか、、、とにかく私自身が与えることが好きなので...（笑）... 周りのメンバーが、私に関わった人たちがより良い一日になるよう考えることくらいしかできませんでしたね...（笑） 韓国のメンバー、スタッフには本当にありがとうございましたと、お疲れ様でしたと言いたいです。そして、もちろん日本のスッタフのおかげで参加でき、スムーズに、楽しくすごせたので感謝しています。
（日本工学院専門学校、ヤシト、写真左から2番目）
今回、東北アジア学生フォーラムに参加できて本当によかったです。
最初は私は一番年下だったので、よくできるか、とても緊張していましたが、お姉さんやお兄さん方がとてもよくしてくれて、緊張がほぐれてよかったです。
この3日間、多くのことを感じることができました。
私は、中学校は韓国で通いました。しかし、統一に対し深く考える機会はありませんでした。そういう考えを持つ機会もなく、周囲の友人もほとんど関心がないような様子だったからです。だから、今回のフォーラムの討論の場では、お兄さんやお姉さんがおっしゃることを聞いて、とても勉強になりました。統一をなすためには、ほんとにいろいろな国の助けが必須であることがよく分かり、韓国だけが考えるのではだめだということをすごく感じました。
そして、討論をするとき、中国人と初めて話をしたのですが、その時まで持っていた偏見がなくなりました。普段生活しながら見るニュースでは、中国に対して悪いニュースしか見ることはありませんでした。だから、中国に対し悪いイメージしか持つことはできなかったのですが、いい人も沢山いるということを知ることができました。よく話をすれば、偏見のあった人であったとしても、仲良くなることができるから、国家の間でも、よく話をしながらよくなることができればいいな、そんな気がしました。
また、討論では、韓国語ではなく、英語で討論をしたので、ちゃんと理解をすることができず、自分自身の考えもしっかり話すことができなかったので、これからは、本当に一生懸命勉強しないといけないと感じました。
そして、最後の日、短い時間でしたが、韓国のお姉さんお兄さんがソウルを紹介してくれて、とてもよかったです。私が今まで行くことができなかった店にも行くことができ、とても面白かったです。もっともっともっと、韓国のことが好きになりました。
このようなフォーラムに参加することができ、とてもよく、感謝しています。また、このような機会があれば、参加をしたいし、その時は、もっともっともっと、勉強して来たいと思います。
お姉さんお兄さんたちの姿を見て、努力しないといけないという思いになり、とてもよかったです。この3日間、本当にありがとうございました。
（江戸川女子高校、リオ、写真右）
